男女共同参画Q&A
センター職員 「雲仙市男女共同参画センター」は、雲仙市役所1階地域づくり推進課のなかにあります。
 ここでは、男女共同参画について、まずは、市民の皆さんに広く知ってもらうための講演会や出前講座を開いたり、「広報うんぜん」の中の男女共同参画に関する特集ページ「はぴねす通信」などにより、情報提供をしています。
 また、男女共同参画を進める市民活動の支援を行ったり、男女平等についての相談窓口などもあります。
 今日は、雲仙市男女共同参画センターに、高校生のお客様が来庁されています。どうやら、「男女共同参画社会」についての疑問を、たずねに来たようです。お話を、聞いてみましょう。
センター職員
高校生高校生
高校生高校生


 ○男女共同参画社会とは?
高校生高校生こんにちは!今日は、よろしくお願いします。
 センター職員はい、こんにちは。お二人は、高校2年生ですね。
 高校生はい。さっそくですが、そもそも、「男女共同参画社会」とは何ですか?
 センター職員男女共同参画社会とは、「男性と女性が共に認め合い、支え合い、責任をもって社会をつくりあげ、その性別に関わりなく、個性と能力を十分に発揮できる社会」のこととです。ちなみに、日本国憲法については、学校で勉強しましたか?
 高校生はい、授業で習いました。
 センター職員日本国憲法の13条で個人の尊重、14条では法の下の平等がうたわれているのですが、それらの中で、男女平等については、一層の努力が必要だということで、平成11年に「男女共同参画社会基本法」ができたのです。
 高校生その法律は、少しだけ読んできました。確か、「男女の人権を尊重しましょう」ということが、最初に書いてあったわ。
 センター職員そうですね。これまでは、残念ながら、男女という性別の差だけで、その生き方が決められたり、人権が守られなかったり、また、「差別」の意識がないまま、慣習として定着してきたものもあります。
男女共同参画社会は、家庭や地域、それから学校や職場、政治の世界などあらゆる場で、男性と女性が、計画段階から一緒に取り組み、一緒に頑張って進め、一緒に責任をもちましょうということを目指しているのです。

 ○家事は母の仕事?
 高校生 男女共同参画って、そんな当たり前のことをやっているのですか?男女間での協力は、普通にできていますよ。
 センター職員あなたたちの世代では、もう当たり前のことかもしれませんね。でも、自分の周りをよ〜く見てみてください。お母さんはお仕事されていますか?
 高校生はい。会社の事務員をしています。
 センター職員では、あなたのお弁当やご飯は、誰がつくっていますか?洗濯、掃除などは?
 高校生母が全部やっていますよ。お母さんなんだから、当然ですよ。
 高校生ちょっと、「お母さんだから当然」は違うんじゃないかしら?どうしてお母さんだけが、家事をしないといけないの。
 高校生だって、母は嫁なんだし、「お母さんの仕事」でしょ?
 センター職員はい、そこまで。家事は、生活していく上で毎日必ずすることで、楽しさや充実感は確かにあるけれど、それは別として、「お母さんは、家事(育児・介護)と仕事」、「お父さんは仕事だけ」って、おかしいとは思いませんか?
では、お母さんが風邪をひいたらどうしていますか?
 高校生お母さんは、風邪をひいても家事をやっていますよ。
体が強いみたいです。
 センター職員強いんじゃなくて(苦笑)風邪でも、お母さんは我慢して、家事をやっているんですよ。風邪をひいたお母さんが安心して休めるよう、家族が協力をされていますか?「女性だから家事をしないといけない」なんて決まっていないので、お父さんもあなたも普段から協力して、何かあったときは助け合えるようにしたらどうでしょう。

 ○男女共同参画は誰のためのもの?
 高校生 …うん。なんとなく、わかってきたかも。でも、男女共同参画って、女性が働くためのものだ、と聞いたことがあるんですが…
 センター職員男女共同参画は、女性だけのためのものではないし、男性にとっても大切なことですよ。これまで、特に女性はあらゆる場でその地位が低くみられ、働く環境も悪く、まずは、それを改善していかなければならなかったから、女性のためのものって思いがちなんですね。
   高校生さんのお父さんは、仕事から何時に帰ってきていますか。
 高校生夜の11時ぐらいです。仕事量が多くて、きついみたいです。
 センター職員一昔前までは、家庭の収入を支えるのも、会社の仕事も全て男性の肩にかかっていました。結果、特に男性は働き過ぎで過労などにもなりがちでした。女性の参画が進めば、男性が負担している責任の分担もできるわけです。

 ○専業主婦(夫)はいいの?

 高校生 男女共同参画では、「女性が仕事をして、男性には家事・育児をしなさい」って言っていますよね?じゃあ、専業主婦(夫)って駄目なんですか?
 センター職員駄目ではないですよ。男女共同参画は、専業主婦を否定するものではなく、むしろ、家事などの家庭内活動を高く評価しようと言っています。そして、男性が専業主夫になることも否定していません。ただ、特定の人(妻)だけ家庭内活動をする人と限定される「慣行」が根づいてよいとは思っていません。仕事をしたい人、家庭生活に重点を置く人という「多様な生き方」があっていいのです。大切なのは、他人からの押しつけではなく、自分の考えで人生を選ぶことができること、そして、それを家族間でお互いに認め合うことです。
家事・育児・介護などには、休みがありませんが、誰でも休養は必要。家事を専業にしている人を家族が支えられるよう、普段から協力しあえる家庭づくりが大事ではないでしょうか。

 ○女性が仕事で働きに出たら、少子化が進む?

 高校生 あと、女の人が仕事で働きに出たら少子化が進むって聞いたことがあります。
 センター職員 うーん、それでは、
  高校生さんは、「女性が働く=(イコール)少子化、子どもを産まない」と思いますか?
 高校生 …。よくわかりません。
だって、母が僕を出産したときは「産休・育休」を取ったって言っていましたし、働いているから子どもを産まないわけではないですね。「働く=子どもを産まない」なら、僕が産まれていない(笑)
 センター職員 少子化には、経済的な理由や晩婚化などの要因もあり、女性が働くから少子化が進むのではありません。北欧などには、女性の就業率で出生率が高い国もあります。これは、出産・育児の環境が整っていることが要因の一つです。子どもが成長するまで夫婦で育児休暇が取れ、賃金の保障があるなど、雇用体制が整っているのです。
 高校生 私は「産休・育休切り」のことを新聞で読みました。そんなことがあったら安心して子どもは産めないですよね。
 センター職員 日本では、出産・育児に対して、まだまだ制度が整っていない会社もあります。子どもを産む女性、そして、夫婦にとっては労働と子育てがしやすい環境が少子化にならないための一策で、それが男女ともに働きやすい環境となるのです。
 高校生 イクメンという言葉もありますし、もっと夫婦で子育てができる環境づくりが進めばいいですね。
 センター職員 そうですね。会社はもちろんですけれど、農林水産・商工業者で自営の人も、家庭内で子育てしやすい環境づくりを話し合うことも大切ですね。農業では「家族経営協定」といって、家族の役割やそれぞれの給料を明確に決めている取組もあります。

 ○男女共同参画が進めば女性が強くなりすぎる?
 高校生 僕のおじさんは、男女共同参画が進むと、女性が強くなるので困ると言っていました。おじさんは、「妻の尻に敷かれている」って、よくぼやいています。
 センター職員 普段からおばさんの言葉や態度は高圧的ですか?
 高校生 いいえ、おじさんが洋服を脱ぎっぱなしの時や食事後に食器を運ばない時に、怒られているみたいです。
 高校生 生活態度が悪いだけ?
 センター職員 ハハハ。さて、「女性が強い」とのことで、家庭内での発言力や精神力は強くなっているのかもしれませんが、地域社会、会社や政治の世界などでも「女性は強い」のでしょうか。女性の発言力が「弱い」、女性の声が届かないということも聞きますよね。
指導的な立場にある管理職や委員などで女性が少ないのも現状です。また、性被害者は圧倒的に女性が多いです。このようにまだまだ、男女があらゆる分野では対等ではないことがあり、一概に女性が強いとはいえないのです。おじさんは、まずは生活態度を改めるところから始めてはどうでしょう。
 高校生 おじさんにも、男女共同参画の話をしてみます。
 高校生 今日は、どうもありがとうございました。(終わり)

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